熊大災害医療

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災害医療セミナー「熊本県災害派遣福祉チーム(熊本DCAT)」について

  • 2022.01.26 |
開催場所
ZoomによるWebセミナー
開催日時
令和4年1月12日(水) 19:00~20:15

令和4年1月12日に、災害医療セミナー「熊本県災害派遣福祉チーム(熊本DCAT)」を開催しました。ZoomによるWebセミナーで、県内外から多職種の50名の方にご参加いただきました。

発災直後の緊急災害医療と併せて、関連死を防ぐことや被災者の社会生活の再建は重要な課題です。特に、常日頃から福祉サービスの支援を受け、そのことで日常生活が成り立っている要配慮者の場合、被災時という困難の中で、その福祉サービスが途切れることは、生死に関わる問題となることもあります。今回、全国で初めて都道府県によりDCATが派遣された熊本地震や昨年の7月豪雨災害の事例等を踏まえ、DCATの制度や今後の課題等を学びました。

まず最初に、熊本県地域支え合い支援室松本様からは、「熊本DCAT」の制度やこれまでの経緯等について。次に、熊本県地域密着型サービス連絡会代表 川原秀夫様からは、「熊本地震や令和2年7月豪雨における熊本DCATの活動の実際」について。要配慮者のニーズの把握に加えて、ワンストップの支援に努められたご苦労など成果や課題について講話をいただきました。

笠岡教授からは、医療関係者は、これまで福祉関係、特に熊本DCATについて、体系的に話を聞く機会があまりなかったので、認識が深まりとてもよかった。医療・保健・福祉の連携を今後更にに深めていきたいと纏められました。

新型コロナウイルスの感染拡大が続いておりますが、Web等を活用しながら、引き続き、企画・運営に務めて参ります。

災害医療教育研究センター坂本弘一