熊大災害医療

Activity

活動報告

- Perort -

総合演習「災害時保健医療活動」

  • 2022.01.18 |
開催場所
益城町総合体育館
開催日時
令和3年11月26日(金)~28日(日)

11月26日から28日にかけて、益城町総合体育館を会場に、総合演習「災害時保健医療活動」を実施しました。参加者は、県内外から19名でしたが、講義、グループワーク、実技演習、被災地見学実習等中身の濃い研修でした。

26日は、災害派遣シュミレーションとして、机上演習の他、情報管理、実際に通信機器を使った情報通信演習。そして熊本地震の際、益城町総合体育館の管理運営に当たられた職員の方から「避難所対応の実際」として講話をいただきました。

27日は、熊本地震震災遺構ツアーとして旧東海大学阿蘇校舎、旧長陽西部小学校を見学。地元語り部の熱い講話に胸を打たれました。午後からは、ARを駆使した避難所調査、JSPEED入力、ダンボールベッドやテント等の避難所設営訓練を行いました。HUG等の机上演習は、経験があるものの、実際に避難所として使用されているスペースでの避難所設営は経験することも少なく参加者からは好評でした。

最終日の28日は、保健医療調整本部を想定したロールプレイで締めくくりました。

参加者からは、災害の行動レベルのことについては、無知に近くクロノロ記載もはじめてだったが、楽しい雰囲気で学ぶことができた。J-SPEED+やD24Hを実際に使用、活用の方法を学べた。これほど内容が充実したコースを経験したのは初めてで、今後の地元での活動に、存分に生かしていきたいと高い評価をいただきました。

本研修では、DMAT事務局、大学、病院、保健所等から、大変ご多忙の中、多くの講師の先生方にご参加・ご協力いただきました。改めて厚く御礼を申し上げます。

災害医療教育研究センター坂本弘一