本日（4月25日）、第1回災害医療セミナーを開催いたしました。

テーマは「熊本地震における歯科医療・保健活動」と題しまして、院内・外から68名の参加を頂きました。

①熊本県歯科医師会　牛島　隆先生には「熊本県歯科医師会の立場から」

と題し、熊本地震の概要から当時の災害支援の状況と災害歯科医療体制についてわかりやすく講演頂き、多職種連携の必要性をお話し頂きました。

②熊本県歯科医師会　田上　大輔先生には「南阿蘇村における災害時歯科支援活動報告」

と題し、まさに受援側の心得をわれわれに教えて頂きました。

③九州大学　山添　淳一先生には「災害支援を行う立場」

として、自身の災害支援経験とそれをどのように教育として伝えていくかまで現在の活動・ライフワークが伝わる内容でした。

総じて感じましたのは、講演中には、受援や支援で活動されたたくさんの先生方のお名前が出てきて、共に活動された皆様方が強く繋がっているという事です。

平日の診療や業務のあとでお疲れの中、多くの皆様に参加頂き、誠にありがとうございました。

院内からも歯科口腔外科の医局の皆様、看護部からも多くの参加を頂きました。

また放射線部、検査部など日頃、歯科医療とは離れているように感じる医療職の方にも参加いただきました。

院外からも多くの医療行政に関わる方々、歯科衛生士会や当歯科口腔外科所属時からもお世話になっております歯科医療機関の皆様、ありがとうございました。

開会前および会終了後も多くの皆様が意見交換をされている姿が非常に印象的でした。

多くの期待を頂いているセンターと感じております。まだまだ至らない点もあったかと思いますので、今後もより良い災害医療教育研究センターを目指し、尽力して参ります。

災害医療教育研究センター　内藤　久貴

（今後のセミナー予定）

5月　「熊本県の災害医療提供体制」「災害時における下肢静脈エコー」「当院のBCPについて」

6月　キックオフセミナー

7月　「CBRNやマスギャザリングにおける人為災害への対応（仮）」

8月　「深部静脈血栓症の発生と予防（仮）」