今年度３回目となる第１０回災害医療セミナーを１１月１８日開催しました（ZOOMによるストリーミング配信）。今回のテーマは、「令和２年７月豪雨」です。まず、当センターの笠岡俊志センター長から、「令和２年７月豪雨による被害の概要」について説明。そして、熊本県人吉保健所長（保健医療現地調整本部長）として陣頭指揮を執られた劔陽子先生から、「令和２年７月豪雨における保健所の対応」についてご講演をいただきました。

・災害時の保健所の役割 ・熊本地震の経験は、令和２年７月豪雨に活かされたのか ・新型コロナの被災地への影響 ・自治体の産業保健の重要性について、　人吉保健所での具体的な取組みや今後の課題等について、分かりやすく説明いただきました。熊本地震と令和２年７月豪雨の２つの大きな災害のご経験から、大変示唆に富むご提言も多くいただきました。実務に即した生のお話を聞くことができ大変有意義であったと思います。

新型コロナウイルスの影響で、集合形式の研修会や訓練が難しくなっていますが、引き続き工夫をしながら企画運営をして参りたいと思います。

災害医療教育研究センター　坂本弘一