「保健・医療・福祉の多職種連携による災害支援シンポジウム」兼「令和5年度第2回市民公開講座」を開催しました。
- 2024.04.3 |
- 開催場所
- ハイブリッド方式(会場:ザ・ニューホテル熊本 + WEB配信)
- 開催日時
- 令和6年3月9日(土)13:00~16:30
令和6年3月9日にザ・ニューホテル熊本を会場とし、WEBライブ配信も同時に行いながら「保健・医療・福祉の多職種連携による災害支援シンポジウム」兼「令和5年度第2回市民公開講座」を開催しました。
本シンポジウムは、「災害時においては、そのフェーズに応じて、医療・保健・福祉の様々な支援チームが被災地で活動を展開される中で、多職種による支援チームと地域関係者とのより効果的な連携の方策について理解を深める」ことをテーマとしました。
まず、基調講演として、熊本県人吉保健所 服部 希世子 所長に「災害時に多職種が連携するために必要なこと」と題してご講演を賜りました。服部様からは、様々な支援チームの活動をご紹介いただいたうえで、「地域における保健、医療、福祉の連携が大事。この連携があって外部の支援チームをうまく受け入れることができる。平時から多職種の連携をつくっておくことが災害時に有効な連携につながっていく」とのお話を伺いました。
次に、パネルディスカッションを、「地域と多職種支援チームとの効果的な連携に向けて」をテーマに開催しました。パネラーには医療・保健・福祉の各分野を代表して次の皆様をお迎えし、ご意見を賜りました。パネラーの皆様からは「令和2年7月豪雨の際にも被災地では医療と福祉、保健の連携が実際に重要であった」「顔の見える関係づくりが重要」「県を中心に今回のような多職種を交えた連携訓練を行う必要がある」等のご意見を伺いました。
本シンポジウムが、地域における多職種連携による災害対応力向上の一助となりましたら幸いに存じます。
(パネラーの皆様)
JMAT 県医師会 西 芳徳 防災・救急担当理事
DPAT 県DPAT 富田 正徳 統括
JRAT 熊本JRAT 佐藤 亮 事務局次長
県介護支援専門員協会 土屋 政伸 前会長
県介護福祉士会 石本 淳也 会長
県社会福祉士会 西田 剛 副会長
保健師 松村 玲子 元球磨村保健医療課長
DMAT 当センター長(教授) 笠岡 俊志 (座長兼務)