熊大災害医療

Activity

活動報告

- Perort -

9月17日第5回災害医療セミナーを開催しました

  • 2019.09.18 |
開催場所
熊本大学病院山崎記念館1階研修ホール
開催日時
令和元年9月17日(火)

 

9月17日、第5回災害医療セミナーを開催しました。今回は、熊本地震の際、県保健所長として陣頭指揮を取られた木脇弘二先生(県保健所長会会長、八代保健所長⦅当時⦆)、服部希世子先生(阿蘇保健所長⦅当時⦆)からご講演をいただきました。

 

 

服部先生からは、阿蘇地域災害保健医療復興連絡会議(ADRO)の報告。阿蘇保健所は、被害が甚大だった西原村、南阿蘇村、阿蘇市を管轄しています。発災直後から、阿蘇保健所に医療救護現地対策室が、阿蘇医療センターにはDMAT活動拠点本部が置かれ、それぞれ活動を行っていましたが、統一的な支援体制を構築するため、阿蘇保健所長を会長、事務局運営をDMATロジチームが支援する、阿蘇地域災害保健医療復興連絡会議(ADRO)が組織されました。地元の保健医療関係者と、外部からの支援者が連携して、医療救護活動、感染症対策、DVT対策、心のケア、要援護者支援などなど阿蘇地域における保健医療活動の中心的役割を担いました。最後に「行政の限界を前提に、民間の力を組み込むことでより機動的な対応が可能となる。多職種の専門支援チームによる活動、多角的連携が必須」と締めくくられました。
木脇先生は、「DHEAT制度化の経緯と今後の展望」と題して、熊本地震における保健所を拠点としたマネジメント、平成30年7月豪雨災害での初のDHEATによる公によるマネジメント支援など、災害時の受援体制と保健所の役割について述べられました。また、この中で、避難所アセスメントのデジタル化など組織間を超えた情報共有の動き等について情報提供。最後に、木脇先生が中心となってまとめられた「DHEAT活動ハンドブック」の紹介と併せ、「DHEATは、生まれたばかりであり、これまで経験を積んできたDMATをはじめとする保健医療チームに学び、自らの経験と検証を重ねることが求められる」と提言をされました。
木脇所長、服部所長は、折しも令和元年8月豪雨に係る熊本県DMATとして、佐賀県庁に派遣され帰られたばかりでした。大変ご多忙の中、貴重なご講演を賜り感謝申し上げます。

                                                                   災害医療教育研究センター 坂本弘一

 

(今後の予定)
〇10月17日(木)18:00~ 第2回災害医療ワークショップ
於)熊大病院臨床医学教育センター1階奥窪記念ホール
~災害時のくすりの話~
特別講演「災害時の法規・関連通知」
ワークショップ(検討中)
福岡大学薬学部臨床薬学教室 教授 江川孝先生
〇10月28日(月)18:00~ 第6回災害医療セミナー
於)熊大病院山崎記念館1階研修ホール
DMAT~訓練や実災害での活動など~(仮)
兵庫県災害医療センター センター長 中山伸一先生